孤独死でご遺体の発見が遅れた場合や、事件・事故、自殺で体液が流された場合、現場には異臭が漂うことになります。
異臭の困ったところは、ご遺体を搬出しても消えないことです。
臭いの微粒子がお部屋に付着してしまうと容易には取れません。
一般的に臭いの除去というと、空気清浄器や芳香剤を用います。
しかし、ご遺体からの異臭(死臭、腐敗臭)にはほとんど効果がありません。空気清浄器は空気中に浮遊しているホコリや臭いは吸着しますが、お部屋や家具に付着してしまった臭いはとれません。
また、芳香剤は良い匂いを放つだけですので、異臭を元から除去するわけではありません。
そこで、特殊清掃のプロフェッショナルとしてランテノーヴ社では、異臭・悪臭の除去を行うにあたって、以下のような流れで作業していきます。
孤独死脱臭マイスター・脱臭マイスターとは、消臭・脱臭の最新技術はもちろん、 臭いの原因となる物質の知識や、臭気評価方法、脱臭技術事例、そして消臭には欠かせない除菌技術等、 消臭・脱臭のプロとして必要な知識と技術を総合的に有するものに与えられる資格です。
ランテノーヴ社では、この資格を持ったスタッフが消臭作業を行いますので、安心してお任せください。
悪臭の原因物質は主に、脂肪酸系(体臭、汗など)、窒素化合物系(腐敗した尿、生臭さなど)、硫黄化合物系 (糞便など)に分けられ、酪酸、吉草酸、カプロン酸、ノネナール、アンモニア、トリメチルアミン、メチルメルカプタン、硫化水素、硫化メチル、アセトアルデヒド、スチレン、二硫化メチルといった物です。消臭に当たってはこれらに対応した消臭剤を用いること、そして悪臭物質を作り出す細菌を殺菌することが大切です。
ランテノーヴ社では、通常よりも濃度を濃くした強力な除菌・消臭剤を使用しており、さらに業界最高水準の高濃度オゾン脱臭機を用いたOST(オゾンショックトリートメント)法により、他社様より一歩上の消臭力を提供しております。
次亜塩素酸ナトリウム(ソーダ) NaClO |
カビ取り剤や漂白剤、プールでの除菌・消毒材としてよく知られた薬剤です。
適切な濃度・pHで使用すれば、発生する次亜塩素酸(HClO)及び次亜塩素酸イオン(ClO−)の酸化作用により多くの細菌やウイルス、芽胞に除菌・消毒効果を示す。アルコールでは効果のないノロウィルスやロタウィルスにも殺菌効果を示します。酸化・漂白作用による悪臭成分と反応して消臭する効果もあります。 |
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亜塩素酸ナトリウム(ソーダ) NaClO2 |
安定化二酸化塩素とも呼ばれ、分解すると二酸化塩素(ClO2)を発生します。強力な酸化作用により殺菌作用を示します。また、悪臭成分と反応して消臭します。 |
二酸化塩素 ClO |
オゾンに次ぐ酸化力を有する。反応物質や環境のpHに影響されにくい。ウイルス、細菌の他、カビにも直接はたらき、その構造を変化させて殺菌することができます。また、悪臭成分と反応して消臭します。 |
エチルアルコール CH3CH2OH(C2H5OH) |
エタノール(酒精)のことです。もっとも広範囲に使われる除菌成分ですが、芽胞菌やノロウィルス等には効果が低く、また濃度による影響が大きいです。 |
オゾン(O3) | 「オゾン層」で有名ですが、強力な酸化作用を持つ非常に不安定な気体です。 その為、使用する際には現場でオゾン発生機を用いて生成させる必要があります。 広範な微生物・ウィルスに効果があり、強力に殺菌し、また、悪臭成分と反応して消臭します。 近年では水道水(高度浄水)の殺菌などにも用いられ、食品添加物として認可されています。 使用後は自己分解して、同位体である酸素へと変わります。 |
中和剤 | 酸は、アンモニアなど塩基性(アルカリ性)の物質と反応して中和し消臭します。塩基(アルカリ)は、酪酸(汗・獣臭さ)、吉草酸(蒸れた靴下臭)、カプロン酸(生乾きの衣服の臭い)等と反応して中和し消臭します。 |
ランテノーヴ社では、イスラエルに本拠を置くECOZONE TECNOLOGIES社の独自のプラズマオゾン発生技術と触媒技術を活かしたプラズマオゾン脱臭機を用いております。
この強力なオゾン発生機を用いて、環境条件を整え、規定オゾン濃度を満たすオゾンを大風量で供給し続け、臭気物質に接触させるとエネルギーの集中と分子活動の活発化により劇的な脱臭反応が起きます。この反応がこれまでに無い脱臭を可能にする最新の脱臭理論“OST(オゾンショックトリートメント)法”です。
OST法は、強力な脱臭力と処理力で一般社団法人日本除菌脱臭サービス協会の公式脱臭法として認定されました。